地域の方との交流やコラボ

県農 花てがみ

平成25年 春 兵庫県立農業高等学校生物工学科の先生から同学科卒業の蔵人にとある相談を持ち掛けられました。その相談とは同学科の生徒たちがサルビアから採取した天然酵母がアルコール発酵することがわかり、清酒醸造に利用できないかということでした。この相談を受け、同学校卒業の杜氏に相談・話し合いをしたところ「試しに小仕込試験をしてはどうか」という結論に至りました。
 早速弊社で小仕込試験を行いました。目立った問題もなく試作品「県農花盛」が完成しました。特徴のある甘い香りにすっきりとした風味。しっかりアルコール発酵もし、味・香りともに製品として扱えるものだと判断しました。

 そして同年の冬、ついに本仕込を行うことになりました。本仕込みでは地産地消にこだわった酒造りを目指し、県農で栽培されたヒノヒカリを使用し醸造することに。仕込も生徒たちが授業終わりや土日を利用して仕込作業を手伝ってくれました。しかし、本仕込では発酵力が少し弱い、酸度が高いなどという問題が出てき、なかなか思うようにはいきませんでした。毎日成分分析を行い検討した結果、予定よりも早く搾ることになりました。
 その結果、日本酒度-20度と超甘口ですが、のどに甘さが残らずすっきりと飲める純米酒が出来上がりました。試作品「県農花盛」改め製品版「県農 花てがみ」の誕生です。
 この本仕込みの最中、県農 花てがみの顔となるラベルの文字・イラストを生徒に用意していただきました。こちらで商品の顔としてふさわしいものであるか検討をした結果、字もイラストも商品の顔として十分なものであると判断。生徒の字とイラストが使用されたラベルの完成です。

純米酒「県農 花てがみ」は地元の高校生が発見・採取した酵母を用い、地元の農業高校で生産された米を使用し、同校卒業の杜氏・蔵人が中心となり、生徒も醸造に加わった地産地消のお酒です。

*H28年より、純米吟醸酒として販売開始!

 

盛典

「盛典」が出来るまで。

純米酒盛典がメディアで紹介

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